当院では、肩こり・腰痛の治療に特に力を入れています。「肩こり」のセルフケアもご紹介していますので、是非、参考になさってください。
また、エコー下筋膜リリース治療という新たな治療法も採り入れておりますので、遠慮なくご相談ください。
肩こり≫
腰痛≫
エコー下筋膜リリース治療≫
肩こり
肩こりとは、首から背中の上部にかけて、また肩や上腕に関係する筋肉に生じる鈍い痛みや圧迫感、不快感などのことです。
肩こりの主な原因としては、肉体的・精神的なストレス、自律神経の乱れなどによる肩周辺の筋緊張と血行不良が挙げられます。
具体的な日常的原因としては、下記のようなものがあります。
- 同じ姿勢での長時間にわたるデスクワーク
- 運動不足
- ストレスによる過剰な緊張
- 寒さや冷房 など
また、下記のような疾患でも肩こりは起こってきます。重大な疾患が隠れているケースもありますので、肩こりが気になったら一度は専門の医療機関を受診しましょう。
- 肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)
- 眼精疲労
- 高血圧
- 低血圧
- 更年期障害
- 狭心症/心筋梗塞 など
当院における肩こりの診療
問診・触診などの診察や、X線、MRIなどによる画像検査を行い、原因を調べてから、その原因に合わせた薬物治療、理学療法、注射治療ならびに生活指導をいたします。
薬物治療では、主に筋弛緩剤や鎮痛消炎剤、漢方薬を処方し、神経ブロック療法、トリガーポイント注射、エコー下筋膜リリース治療、理学療法などを単独、あるいは組み合わせて行います。
当院の痛みに対する治療
神経ブロック療法≫
トリガーポイント注射≫
エコー下筋膜リリース治療≫
理学療法(リハビリテーション科)≫
肩こりのセルフケア
運動で血行を改善
ウォーキングやストレッチングなど、全身の筋肉をバランス良く使う運動を習慣づけ、血行を改善しましょう。入浴時に、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるのも血行を良くするのでお勧めです。
肩や首を冷やさない
エアコンなどの冷気をなるべく避け、肩や首を冷やさないようにしましょう。蒸しタオルやカイロなどをうまく利用して肩や首を温めてあげるのも効果的です。
パソコンの作業環境を見直す
パソコンの画面と顔の距離は40cm以上離し、視線が下に向くように位置関係を調節します。
椅子には背筋を伸ばして深く腰かけます。キーボードは、手を自然にのせた際に、肘の角度が90~100度くらいになるような位置に配します。
デスクワークを長く続ける場合は1時間に1回は休息を入れ、伸びをするようにしましょう。
腰痛
腰痛は、ヒトが二本の足で立つようになってから発症しやすくなったと考えられており(二本足だと、垂直方向に体重がかかるため、上半身を支える腰には特に負担がかかりやすい)、人類の宿命的な疾患とさえ言われます。全人口の2~3人に1人が生涯に一度は腰痛に悩まされ、たいへん患者数の多い疾患です。
多くは一過性の腰痛ですが、急性腰痛(ぎっくり腰)を繰り返す人や、慢性的な腰痛に悩まされる人も少なくありません。また、下記のような疾患でも腰痛は起こってきます。重大な疾患が隠れているケースもありますので、肩こりが気になったら一度は専門の医療機関を受診しましょう。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 背骨の骨折
- がんの骨転移
- 胃潰瘍
- 尿路結石
- 子宮筋腫
- 解離性大動脈瘤 など
腰痛体操が効果的
日ごろ腰痛を起こしやすい人には、姿勢の悪さや、体幹や下半身の筋肉バランスの問題が関わっているケースが多いものです。
具体的には、下記のような状態がよく見受けられます。
- 腹筋や背筋の筋力が低下している
- 背筋や下半身の筋肉の柔軟性が下がっている
- 腰のそりが強くなっている
- 腰を伸ばす筋肉の力が低下し、腰が曲がっている
こうした姿勢の悪さや筋肉のアンバランス、筋力の低下を改善するには「腰痛体操」が効果的です(※腰痛の種類や病期によっては、体操を行うとかえって悪化することがあります)。
日常的な動作における注意
- 中腰や前かがみなど、不自然な姿勢はなるべくとらないようにします。
- 長い時間、同じ姿勢にならないようにします(30分に1回程度は、腰を回したり体を伸ばしたりするなどのストレッチを)。
- いきなり腰を捻るなど、急な動作をしないように気をつけます。
当院における腰痛の診療
問診や診察、X線検査やMRIなどの画像検査を行い、原因を調べてから、その原因に合わせた薬物治療や理学療法、注射治療ならびに生活指導や腰痛体操のご指導をいたします。
薬物治療では主に筋弛緩剤や鎮痛消炎剤、漢方薬を処方し、神経ブロック療法、トリガーポイント注射、エコー下筋膜リリース治療、理学療法、運動療法などを単独、あるいは組み合わせて行います。理学療法では、温熱療法やストレッチ運動などを行います。ほかに、装具療法としてコルセットを使用することもあります。